−読書録−

 西和彦氏が、アルバイトを雇って自分の蔵書を整理した経験を語っています。「なるほど、自分のアタマの中はこうなっていたのか」と感心したそうです。過去にさかのぼるのは大変ですが、せめてこれからは、読んだ本を記録していこう、と思い立ち、1997年8月からメモしはじめました。自分のアタマのいびつさを晒すことになるかもしれません。



心の網棚
-読書録-
心の網棚
総目次
心の網棚
心の網棚
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
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2023
2024
ダイモンジソウ(大文字草)








「心の網棚」と題して、読書録を作り続けて15年余が経った。「網棚」と名づけたのは、きっちりした「整理棚」ではなくやんわりしたもの、電車の網棚のように、ちょっと乗っけておいて、ともすれば忘れられがちな場所、といった意味だった。神棚でない、飾り棚ではない、という意思もある。悟りに近づくどころではないけれど、阿弥陀にひっかけた洒落っ気も少しはある。▼あくまでも自分のためでありながら、他人に見られてもいいように記述する。というのも、明日の自分はもはや他人だと思ったほうがいい。コンピュータのシステム開発における「ドキュメンテーション」を意識している。それがなければバージョンアップはできない。▼還暦を過ぎた頃から、本を読むペースが落ち、この先、そんなに沢山の本は読めないだろう、と意識するようになった。自分のアタマのバージョンアップは、そろそろ打ち止めかと思う。読んだ本をいとおしむ気持ちが強くなった。そんなわけで、個々の本についての記述は長くなる傾向にある。じつのところ、それよりずっと多くのメモをとりながら読んでいる。そうしないとページをめくったとたんにアタマから消えていきそうで心配になる。そんな読書スタイルを、「介護保険第1号被保険者」「老齢基礎年金受給者」になったことを記念して書き留めておく。(2013.02)


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