坂本弁護士一家追悼ヒューマンコンサート in UOZU

1999-08-19 魚津市農村環境改善センター



堤さん愛用のヴァイオリンと都子さん愛用のフルート
真ん中に龍彦ちゃんをあらわす玩具(凧)

堤さんのヴァイオリンはお父さんが買い求めたもの。ヴァイオリンを意味する「提琴」の「提」を名前につけようとしたが、当時はこの文字の名前への使用が認められず、土へんの「堤」にしたのだという。




堤さんの楽器を使って演奏する松本克巳さん。
ピアノは阿部由紀子さん。

この日、坂本さん一家のために作曲された「愛と哀しみのソナタ」のほか10曲が演奏された。最後にはアンコール曲として、この日のために作られた「せりこみ蝶六変奏曲」が演奏された。これは、出来上がったばかりの譜面をもってきたとのことで、本邦(世界)初演。会場から自然に手拍子が起こった・・・・

昼の部では35度を超える暑さのため、冷房を入れっぱなしにせざるをえず、機械音がうるさく、加えて、マスコミ各社の無遠慮な取材(撮影)に悩まされた。



挨拶に立った大山友之・やい夫妻(都子さんの両親)


やいさんは、前日の天候の急変と僧ヶ岳にかかった虹を、都子さんからのメッセージだと語った。激しい雷雨はオウムへの怨念を思わせる。やがて虹が慰霊碑を包むかのように現れた。碑文にある「この街に生きる一人一人の心を結びたい」という都子さんの言葉こそが一番伝えたいことだったのかもしれない。



地域雑誌「新川時論」の記事も参照してください。


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