病 歴 Medical History



    血管腫 hemangioma
    頚椎ヘルニア cervical hernia
    尿路結石 urinary stone
    憩室炎 diverticulitis
    変形性関節症 osteoarthritis
    腰椎椎間板ヘルニア lumbar disc hernia
    痛風 gout
    過活動膀胱 Overactive Bladder
    凍瘡 chilblains



血管腫 hemangioma
幼少時より右側腹部に腫瘤があり、何なのか不明のままだった。1966年、大学に入学してから「学用患者」として診断・治療を受けた。医学部の階段教室で「供覧」されたのは恥ずかしかったが、入院は無料で、1週間ほどタダ飯を食わせてもらった。
のち1980年ころ再発。部分的に石灰化があり、それが肋間部に痛みを引き起こしたので、某大学病院形成外科で日帰り手術を受けた。

頚椎ヘルニア cervical hernia
1995年ころ強い「肩こり」に見舞われた。それまで、肩こりなどまったく経験がなかったが、普通ではないと思い、病院に受診してMRI検査を受けた。その結果は明瞭なヘルニアだった。その数年前に自動車事故(信号無視の車に横からぶつけられた)にあったが、それが原因かもしれない。いずれにしても、以来、強い肩こり様の症状に悩まされている。

尿路結石 urinary stone
2001(平成13)年春、ゴールデンウィークのさなか、左下腹部の激しい痛みに襲われた。嘔吐などの症状もあったので、最初は腸閉塞にでもなったのかと思った。やがて、痛みの部位が下降し、排尿痛なども出現し、結石と判断した。痛みの発生から5日後、自然排出した。どうやって石を回収したのか興味をそそられるらしく、尋ねられることがある。「出そうだ」という感覚が分かったので、それなりに準備していた。

憩室炎 diverticulitis
2002(平成14)年夏、左下腹部の強い痛み。部位は前年の結石のときに似ているが、痛みの感じは違う。病院に受診し、注腸検査を受けた。辛い検査だった。憩室が見つかり、その周辺に膿瘍のような病像もみられた。以後、たびたび発症するが、抗生剤の服用で、なんとかしのいでいる。アルコール飲料を飲みすぎると、てきめんに症状がでる。おかげで飲まなくなった。

変形性肩関節症(五十肩)  osteoarthritis
2006(平成18)年春、左肩の鋭い痛みが繰り返すため整形外科に受診した。左右拇指の付け根にも痛みがある。いずれも変形性関節症と診断された。職業的によく使う関節である。どうやら節々が耐用年数にきたみたいだ。なにげなく腕を伸ばしたときに、不意に激痛に襲われる。衣服を着脱するにも痛みを伴う。しかし、なによりも苦痛なのは、夜中に痛みで目が醒めてしまうことだ。寝相がいいほうではないので、夜中に体を動かした瞬間に痛みが起きる。 そのため熟睡できず、慢性的な睡眠不足となり、日中の集中力が落ちている。小難しい本などは読む気力がうせてしまう。依存性にならない程度に鎮痛剤や鎮静剤を使っているが、解決にはならない。

腰椎椎間板ヘルニア lumbar disc hernia
2012(平成24)年11月、昼ころ、前にかがんだ瞬間、腰に痛みが来た。ときどきあることだし、腰の痛みはさほどでなくて、やれやれと思っていたら、夜になって、右足に痛みがきた。そのうちに下肢の前面の皮膚に知覚麻痺があらわれ、さらに、階段を登ろうとして右足に力が入らないためによろけそうになる。
かかりつけの整形の開業医で診てもらい、総合病院に紹介していただいた。早速、MRI検査を受け、典型的な腰椎の椎間板ヘルニアと診断された。部位は L3/4 、片側型脱出遊離型。鎮痛剤とコルセットで経過観察し、症状によっては手術を考える、ということになった。
4週ほどで、神経に沿って押さえれば感じるが、普段は痛みをほとんど感じなくなった。しかし、就寝時に「むずむず脚」の症状がでることがあり、鎮痛剤と精神安定剤を使う。 約6週で、皮膚の麻痺が和らいできたが、運動はぎこちない。
半年後、経過を見るために再度MRI検査を受けた。椎間板が舌のように垂れた部分が吸収されている。ひとまずホッとした。

憩室炎 diverticulitis
2014(平成26)年1月、腹部の違和感とひどい下痢に見舞われた。そのうちに、経験したことのない激しい悪寒戦慄に襲われた。体を丸めてガタガタ震えているしかない状態。病院の緊急外来に受診し、そのまま入院、体温は39度を超えていた。憩室炎と診断され、約1週間、絶食&24時間点滴。発症から回復まで約2週間かかった。
憩室炎とは10年来の付き合いだ。たびたび再発はするものの、食事に気をつけ、早めに抗菌剤を服用することで、なんとかしのいできた。いつもはでてくる左下腹部の痛みや違和感の徴候がはっきりしなかったために、重症化するまで、気づくのが遅れた。腰痛や「むずむず脚」の対症療法で、鎮痛剤を頻繁に使っていたため、症状が覆い隠されていたのかもしれない。

痛風 gout
2017(平成29)年2月中旬、明け方の寝床の中で、左足親指の付け根に強い痛みを感じて目が覚めた。だいぶ以前から血中の尿酸値が高く、検診のたびに注意されていた。いよいよ痛風が発症したらしい。鎮痛消炎剤(カロナール)の服用と局所の湿布薬(モーラステープ)の貼付で、なんとか症状は軽減した。 1年ほど前から血圧が高くなっているのも、高尿酸血症による動脈硬化が進行しているのが原因かもしれない。
追記) 2017年11月初旬に再発。鎮痛剤内服と湿布薬貼付で軽快。

憩室炎 diverticulitis  関節拘縮 contracture
2017(平成29)年11月末、憩室炎が発症し、抗菌薬を服用したが、なかなか改善がみられず、そのうちに悪寒戦慄の症状が出てきた。 病院の緊急外来に受診し、内科と外科との対診の結果、手術することになった。
12月4日、手術。大きな憩室が腹腔の後壁に接しており、さいわい腹腔内への穿孔を免れていた、とのこと。S状結腸を大きく切除し、残りの結腸を剥離して直腸につなげた。
腸の手術は順調に治癒したが、1週間ほど点滴と導尿などで動けない期間があったためか、両肩の痛みが ひどくなり、整形外科で診てもらったら「関節拘縮」と診断された。そもそも加齢により筋力が低下していたことが背景にあるようだ・・・ 関節の痛みには退院後も長期間にわたり苦しめられた。

飛蚊症  muscae volitantes
2020年(令和2)2月、72歳の誕生日の翌日、左目に飛蚊症の症状が出現した。 いままでも、飛蚊症の経験はあるが、今回のは視野の中心近くなので、目障りだ。
翌日、眼科受診。さいわい網膜や角膜には異常はないらしい。加齢による硝子体の劣化が原因なのだろうか。 ただし、飛蚊症にたいする有効な治療法はないようで、 気休めのような栄養剤入りの目薬を処方された。
厚労省のデータ(2016)では男の健康寿命は平均72.14歳、そろそろ耐用年数が来たようだ。

ひょうそ(瘭疽) felon
ときどき手足の爪の根元に炎症をおこす。いわゆる「ひょうそ」である。
 ※ 右の写真は2021年3月1日のもの。→
発赤、腫脹があり、触れるとけっこう強い痛みがある。
正式名称は急性細菌性爪囲炎(そういえん)(bacterial paronychia)。 以前からときどき起きてはいたが、最近は頻度が多くなったような気がする。 とくに手の指は、昔は経験していなかったが、数か月前に初めて罹った。 年をとって体の抵抗力が低下しているのだろうか。
抗生剤の軟膏を塗って、絆創膏で被覆。たいていはそれで2〜3日のうちに治っていく。 内服でもいいのかもしれないが、抗生剤の服用はできるだけ必要最小限にしたい。 外用薬で効かなければ内服、と思っているが、いまのところ内服せずにすんでいる。

痛風 gout
2021年7月下旬、急に左足親指の付け根のあたりに強い痛みが生じた。痛くて、歩くのも辛い。左足を見ると、発赤と腫脹が見られる。痛風の好発部位であるし、数年前に同じ部位に同じ症状がでたことがある。
鎮痛剤と湿布薬でなんとか対症療法と思ったが、手許にはたまたたカロナールがなくて、ロキソニンがあったので、そちらを服用した。 ところが ‥‥ ロキソニンには腎機能を低下させる副作用があり、たしかに夜間のトイレ行きがぴたりととまったのはいいが、薬を止めたら、反動がきた。乏尿を取り戻そうとするみたいで、その日の夜は2時間に1回ほどの夜間頻尿に苦しめられた。幸い1日で済んだけど‥
痛風の症状は3日ほどでだいぶ軽減した。やれやれと思っていたら、1週間後に痛みが戻ってきた。
尿酸値を抑えるための薬も処方されているのだけれど、日常の生活改善は出来ていない。反省・・・


母指CM関節症 arthrosis
2021年11月中旬、朝起きたら左手の親指の付け根付近に激痛。手を動かすことすらできない。親指の手首に近い関節(CM関節)にカクカクするような不自然な動きがある。発赤腫脹はみられない。痛みの部位や発生状況などから母指CM関節症と思われる。
15年まえに肩の変形性関節症で整形外科を受診したとき、両手の親指の変形性関節症も指摘されていた。どうやら、じわじわと進行していたようだ。
消炎鎮痛の塗り薬や貼り薬、市販のサポーターなどをあれこれ使ってみた。
手首用サポーターはCM関節部への圧迫が強すぎて、かえって症状がひどくなる。自着性伸縮包帯のバンデージは程よい固定ができて、何回か繰り返し使える。しかし、巻いたり外したりが面倒だ。
親指ラク軽サポーター」なるものを見つけて使ってみた。これなら手軽にバンデージのような感覚で使える。作りが弱々しいな、と心配していたら、案の定、3日目くらいで接合部分の縫い糸がほつれてきて、針と糸で補修した。
2週間ほどで、痛みはだいぶ軽減したが、まだまだすっきりしない。


膝関節症 arthrosis
2021年12月、暮れが押し迫ったころ、左膝の裏側にチクチクするような痛みが生じた。1日に1〜2回ほどで、痛みの程度もさほどでなかった。
年が明けて、痛みが強くなり、頻度も多くなった。 突然膝関節の裏側にピリピリするような痛みが生じて、しだいに強くなり、拍動痛に。さらに太ももの裏側や膝の前内側にも強い圧痛。 足が伸ばせず、歩けない。うずくまっているしかない状態になる。 10〜15分くらい持続して、急に痛みが去り、ウソのようにすっきりして、 なんの違和感もなく動けるようになる。
整形外科に受診して、筋緊張緩和剤を処方していただいた。1週間ほどで、痛みはだいぶ軽減したが、やはり座っていて動き出すときなどに膝の痛みが発生する。じっとしているよりも我慢して動いた方が痛みが早く消退するようだ。
膝の変形性関節症が原因で、筋肉の痙攣や神経症状を継発していたのではないかと思われる。


痛風 gout
2022年4月中旬、左足親指の根元に痛み。発赤腫脹あり。〜過去に何回か同じ場所に同じ症状が出ている。痛風で間違いないだろう。消炎鎮痛剤&湿布薬で対症療法。
今回は、痛みが強く、なかなか消退しない。1週間ほど入浴はシャワーだけにして、患部を温めないようにした。10日ほど経って、症状は少し軽減してきたが、すっきりしない。今回の発症は、痛みが強く、期間も長い。
カロリー摂取の抑制、適度な有酸素運動‥‥健診時などに、毎度指摘されているのだけれど、なかなか生活習慣の改善ができていない。反省・・ 
発症の1か月余まえ、歩数計を購入した。普段の生活では、1日2千歩にも満たない。これではダメだと思っているうちに、痛風の発作が起きて、歩くのもままならなくなった。症状がおさまったら、もう少しまじめに「歩く」ことを考えよう、


目の花粉症 (allergic conjunctivitis)
2022年7月末、両目の充血、目ヤニ、強い違和感が生じた。目を開けているのもつらい。じつのところ、この年の春から、山へ行ったあとなどに目に違和感があり、どうも花粉症らしい、と判断し、ドラッグストアで抗ヒスタミン剤の入った目薬(ロート・アルガード)を買い求め、ときどき使っている。 呼吸器の症状はなく、目だけに限局した花粉症だ。
今回の症状はいつもよりひどい。
この日の朝、地区の行事で鴨川の除草をした。鎌で草を刈り、折りたたんだり丸めたりしてゴミ袋に押し込む…かなりひどく花粉に曝されたはずだ。これが原因だろう。
せっせと目薬をさし、翌日午前中にはどうにか症状が軽快した。
PS. 9月末、蚊やコバエが出るようになって、蚊取り線香を使った。そしたら・・・目に違和感。花粉ほど酷くはないが、どうも蚊取り線香の煙に反応しているようだ。そればかりではなく、ハウスダストにも反応しているようで、しばしば軽度の充血が発現する。市販の点眼薬で効果あり。


過活動膀胱(OAB:Overactive Bladder)
1年ほど前からだったろうか、頻尿を自覚するようになった。就寝後、2〜3回トイレに起きる。「過活動膀胱症状質問票」でチェックしてみると「軽症」レベルだが、過活動膀胱なのは確かなようだ。
それで、市販の生薬系の薬をためしてみた。「八味地黄丸」「ユリナール」「ノコギリヤシ」など。
しかし、改善は見られず、2023年1月、かかりつけの内科の先生に相談して、β3刺激薬という系統の薬(ベタニス錠)を処方してもらった。軽症なので、通常の投与量より少な目。2週間ほどしたら、夜のトイレに起きる回数はほぼ1回になった。


腰痛(low back pain)
2023年、正月早々に腰痛。少し重い荷物を持ったのが引き金になったが、それ以前からも、ときどき痛みがあった。 加えて、除雪のためにかなりの負荷がかかった。 良くなったり悪くなったりを繰り返している。
10年ほど前には整形外科を受診して、椎間板ヘルニアと診断されたことがある。
最近は、大腿の裏側に違和感があったり、一時期は左足の薬指の先端にぴりぴりするような知覚異常があった。
どうなっているのやら・・・ 
PS. 2月になってから整形に受診。腰痛はだいぶ軽減してきた。大腿の裏側の異状は「坐骨神経痛」のようだ。薬指の異常は、「モートン病」が疑われるが、すでに症状が消失しているので、はっきりしない。


しもやけ(凍瘡 chilblains)
2023年1月末、除雪作業をしたあと、足のつま先に痛みがでた。「しもやけ」だ。そういえば前年の冬にもなったことがある。足を見ると発赤がある。違和感は続いていたが、それほどひどくはないので、ハンドクリームを塗って自然治癒を待つことにした。
その半月ほど後、天気のいい日に、運動のため散歩に行こうと思いたった。「しもやけ」防止のため、靴のつま先用のカイロを使った。1時間余りの散歩を終え帰宅したが、足のつま先に違和感・・・
また、しもやけ??と思ったが、どうも変だ。水疱が出来ている。どうやらカイロによる低温ヤケドを起こしてしまったらしい。カイロの説明書きに「血行に障がいのある方は使用しない」と書いてある。そもそも、しもやけになった背景に、足の血行不良があったのかもしれない。
しもやけの状態を記録するために撮った写真には、血行不良による蒼白が見て取れる。触れると冷たい。もしかして「レイノー症候群」??
最初の1日は、痛みが強く、歩くのもやっとの状態だったが、ヤケドの薬を塗って、2日目には、痛みはだいぶ軽くなった。それにしても、「しもやけ+やけど」なんて、変な連鎖反応を起こしたものだ。


拍動性耳鳴( pulsatile tinnitus)
2023年4月の中旬から、拍動性の耳鳴りが気になりだした。ずっと鳴っているのではないが、日に5〜6回か、あるいはもっと多いかもしれない。しばらく続いて、やがて止まる。 階段を上り下りした後など、心臓に負荷がかかったあとに発生することが多いみたいだが、あまり関係なく発生することもあり。どうも右耳のほうに聞こえているみたいだ。 脳血管の異常だったりしたらまずいな、と思い、聴診器で探ってみたが、なかなか聴き取れない。
感音性難聴と思われる症状もあるので、耳の中に異常があるのかもしれない。


膝関節の雑音(変形性膝関節症? knee osteoarthritis )
2023年5月、連休明けの頃、階段を上るとき、左膝の雑音に気付いた。 ネットで調べると、「変形性膝関節症の始まりを知らせるサインかもしれません」とのこと。 いまのところ痛みはないが、歳のせいか、歩いたりすると、じきに筋肉が痛くなり、疲れがでやすい。 スクワットなどのトレーニングをしようかな、と思いつつ、なかなか・・・


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エンレイソウ(延齢草)