恒例の「訪問コンサート」を行った。 たまたま7月6日に松本智津夫(麻原彰晃)ら7人の教団元幹部の死刑が執行されたばかりなので、多くのメディアが取材に来た。死刑執行を受けてコンサートを計画したのか、との質問も受けた。まったく関係なく、半年前から予定していた。 死刑執行に対する感想というか意見も多く求められた。 犯した罪に対する相応な処罰と言えるかもしれないし、事件発生から30年も経とうとしているのだから、遅すぎたくらいだと言えないこともない。だが、自らの行いについて、事実関係を語らず、反省の言葉も発することなく、逝ってしまうのは、どうにも釈然としない。 刑罰がペナルティであって、それ以上でもそれ以下でもない、というのが法的な位置づけなのだろうとは思う。が、犯罪がふたたび起こらないように、その原因を探り、社会に還元していくようなシステムができないものなのだろうか。 麻原らにたいするもやもやした気分と同時に、この社会の法的な仕組みの在り方に対しても、なんだか釈然としない気分になる。 |
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