坂本一家追悼コンサートに先立って関係者が慰霊碑を訪問した。 別又谷に入って約6km 舗装が途切れて少し行くと林道脇のわずかな平地に慰霊碑がある。ここにオウムの犠牲になった坂本都子さんが6年近く埋められていたのだ。 (事件発生:1989.11.4 遺体収容:1995.9.7 慰霊碑除幕:1997.9.7) |
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慰霊碑の前で鎮魂の演奏 ヴァイオリンは松本克巳(まつもと・かつみ)さん フルートは大平記子(おおだいら・のりこ)さん 「譜面台」は山林の持ち主・山本家の子息 |
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僧ヶ岳に虹がかかった 山に向かったときは雷鳴のとどろくどしゃ降りだった。演奏どころか、雷が怖くて山へ入るのを躊躇するほどだった。 ところが、林道を行くうちに雨があがり、見たこともないような鮮やかな二重の虹がかかった。虹の下で演奏を聞くという、形容しがたい不思議な体験であった。 →写真拡大 |
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慰霊碑の裏面に都子さんの詩が刻まれている。 赤・だいだい・黄・青・・・・なんと、人と人の心の掛け橋を虹の色に托した詩だ。偶然というには余りの見事な一致に唖然とした。 大山友之さん(都子さんのお父さん)のお話では、もともと日記の中に書かれていた文章の一部を抜き出したものだという。 |
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