地域雑誌「新川時論21」第20号の紹介
表紙 宝田順一さん
《地域雑誌メニューへもどる》
・
《総合目次へもどる》
記事の紹介
巻頭言・幕を引きます (小熊清史・本誌代表)
さよなら新川時論 (同人一同)
総目次(1号〜21号)
幕を引きます
ご支援ありがとうございました
小熊清史
幕を引くか、舞台を回すか、と言いつづけてきましたが、ついに「幕」のほうになりました。本号をもって「新川持論21」を廃刊とします。せっかく続けてきたのだから、形式を変えてでもつづけてほしい、という意見を多数いただきました。ありがとうございます。
財政的に行き詰まって、印刷所への支払もできない、というわけではありません。帳簿づらだけ見るなら、順風満帆とまではいかないまでも、よろけない程度に自転車が走っています。その証拠に前号からは表紙をフルカラー印刷にしています。
カラー表紙、B5版(週刊誌サイズ)、5段組み。印刷部数千2百。1号あたり約30万円の費用がかかります。ちっぽけな地域雑誌には不相応ともいえる立派な体裁の雑誌を発行できたのは、読者の皆様のご協力あればこそです。ほんとうにありがとうございました。
加えて、一部の同人の超人的な働きがあります。1人当り150人を超える読者を担当し、毎号手渡しで配布し、集金もしてきた同人が数人います。一部の郵送を除いて、本誌の大半は手渡しされてきました。これなくして本誌はなりたちません。郵送や宅配便による配布を基本にできないか、と検討しましたが、財政的に無理との結論に至りました。
また、パソコンを使って編集し、印刷所に版下(はんした)を持ち込むことで、印刷費用を大幅に軽減しました。費用が少ないかわりに、労力が増えます。読みやすい誌面にしようとすればさらに手間と時間がかかります。ひとつのページに4回も5回も修正を加えることがめずらしくありません。毎号の編集作業の現場は戦場と化します。
企画記事の取材までなかなか手が回らない、といいながらも「辛口の地域情報誌」の旗を掲げつづけました。辛口度が低下してきた、との批判は甘受します。が、ときにそれらしきピリっとした記事を掲載できたのは、やはり一部同人の超人的働きと、市民運動に取り組む人たちの支援に負っています。
一部の人の頑張りで支えられている状態は、持続可能な安定した状態とは言いがたく、誰かひとり病気か事故で動けなくなれば、たちどころに困難に直面します。常にそのような不安を抱えつつ5年のあいだ発行を続けてきました。いままで、いちどもそのような事態に至らなかったのは幸運としか言いようがありません。
雑誌の発行を続けながら、いっぽうで持続可能なシステムに改革しようと試みました。しかし、年4回とはいえ発行しながらでは「改革」への余力が残りませんでした。それどころかますます編集実務の比重が増大し、新川持論は「編集同好会」か、と疑問を抱きつつルーチンワークに追われてきました。
結局のところ危なっかしい綱渡りの状況を打開できず、幕を引くことにしました。切羽詰っての廃刊ではありません。再起に希望をつないでいます。
ページトップへ戻る
さよなら新川時論
惜別の情 (江口美智夫)
7月8日(日)、初めて編集会議に出席しました。喫茶「ロン」の二階で開いた皆さんの苦労話に、胸が詰まる思いがしました。
何も知らないとはいえ、東京から呑気に街角風景を書きっぱなしにしていた自分が恥ずかしく思いました。発行から集金までの苦闘は並大抵の努力で済むものではないことがよく解りました。
「新川時論」は私の一番の生き甲斐でした。何処で仕事をしていても、原稿のことを考えていると楽しくなり、心の中で朗読しておりました。自由に書かせていただいて有り難うございました。
実は同業の会報に、原稿が少ないというので、「改革と税金の行方」と題して、外務省の無駄遣いのことを含めて、面白く、うんと軟らかく書いたのに、ふさわしくないといって、訂正を申し渡されました。
そういわれるだろうと試した部分もありましたが、案の定でした。5人ぐらいで回覧して、2回も打ち合わせをしたそうです。力が抜けて、7枚の原稿を3枚にしました。世間一般はまだその様な態です。
「新川時論」よ。あなたは寛容な私の女神のような存在でした。また会える日まで。
読者への責任 (濱田 實)
たかが「学校新聞」「生徒会機関誌」の発行を経験していたというだけで、地域へ向けて情報や意見を発信しようと意気込み、仲間を誘い込んで「新川時論」を発行したことは向こう見ずも甚だしいことであった。
ミニコミ誌とはいえ、いっぱしのジャーナリストを気取って「舞文曲筆」を宮津氏にまつまでもなく読者から一番咎められたのは私であった。この点では、同人−とりわけ代表の小熊氏に大変迷惑を掛けた。世に自己を問うことの恐ろしさを、身をもって知った次第である。
このような小冊子でも、5年間も発行を続けさせてくれた力は、一にも二にも「読者からの励まし」である。僅かな発行部数以上に、多くの読者が記事に目を通してくれた。直接、間接の反応は予想以上にあり、その影響の大きさも感じられた。
今号での打ち切りも知らず、読者からお便りが来るたび、心の中で自己の無力を詫びた。5年間舞い上がり続けで、自己を含め組織の老齢化、硬直化に手だてを尽くさなかったことを…。
今まで「時論」を見守ってくれた読者に対して、更に継続し、発展させる責任を果たせなかったことを深くお詫びするばかりである。
また会う日まで (野崎 弘)
わが「新川時論」も5年間で幕を下ろすことになった。残念だが、致し方あるまい。
というのも執筆・編集・頒布の3役をこなしてきたのが4、5名にとどまったから。3役のうち、1ないし2を担当したのは10名くらい。この体制が打破できない限り、早晩ゆきづまることは必至であった。
先代の「新川時論」は1921(大10)年4月から28(昭3)年までの7年3ヶ月続いたわけで、せめてこの記録は更新したかったのだが――。
わが第2期「新川時論」の場合、同人誌的な面(執筆者が広がらない)と辛口の社会批評(いろんな人が登場すべき)の二兎を追っていたわけで、結局は「一兎も追えず」のことわざ通りになってしまった。
もし第3期「新川時論」を企画する方が現れるならば、われわれの経験を無にせず、強固な体制づくりにつとめてもらいたい。私も求められれば、参加することにやぶさかではない。命あらば、感性を失っていないならばの話だが。
それにしても、私の有料頒布者は150名にのぼった。押し売りに近い強引な勧誘もあったと思われ、心が痛みます。また、快く取材に応じてくださった皆さんにも心から感謝しております。ありがとうございました。
さらば「新川時論」よ、また会う日まで!
「さようなら…」ってマジ? (佐伯 邦夫)
「さようなら…」ってマジ?ひとごとみたいじゃないか――。「新川時論」が勝手にどっかへ去っていくんじゃナイだロー。ぼくらはその作り手であって、今、ぼくらの都合で、というか、ぼくらのいたらなさのゆえにそれを手仕舞いしようというのだ。
むろんそれなりの感慨がナイことはナイ。だが、それは内にしまっておくか、内輪の解散会あたりで吐露すべきもの。今ここでそれを言うのは筋ちがいだと言うのだ。しかも雁首そろえて――。
わからないって?同人誌だが、同人回し読みの雑誌を作っているんじゃナイんだよ。金出して買ってもらっている。つまりは読者のためのページを使って、内輪の繰り言を綴るなど筋ちがいだと言うのだ。(と読者うかがいつつ、内輪への義理をも果たさせていただく。それにしても企画段階で言うべきことではないの…)
この辺りのケジメもわきまえない集団がタレ流す、幼いあやまちもこのくらいが限界?終刊を決めつつなかば胸をナデおろす思いが否めなかった。
読者各位、取扱い書店、印刷所、寄稿者、取材先…皆様のご協力、お引き立てにただ感謝あるのみ。数々の不行き届きを深くお詫び申し上げます。
「時論」の役割評価が必要 (北 海人)
「時論」発行の話が持ち上がったとき、血が騒ぐのを覚え、一も二もなく参加した。
魚津を離れて30年になるが、高校生時代の先生や旧友との交友は昔日と変わらず、再びあの頃のように侃侃諤諤と議論できればと考えた。
そして、東京にある者として、マスコミが伝えない生の情報を送ることが、なにかしかのヒントになるのではないかと考えた。
政治経済の中枢たる東京と、地方との関係を明らかにしたいとも願ったところである。
「東京通信」として十数回掲載の機会を得た。当初の意図が果たせたか自信はないが、編集の作業にあたった同人の皆さんと、駄文を読んでいただいた読者の方々に感謝したい。
さて、発行5年にして幕を閉じるわけだが、いつの時代も元気に情報発信を続ける人々はいる。その媒体も、古典的な新聞や雑誌から、インターネットを使ったホームページなどへ、大きく転換しつつあると思われる。
今回の幕引き(廃刊か?休刊か?)もこうした転換点に立っての足踏みと見たい。最後に5年間に「時論」が読者と同人、そして地域にどんなインパクトを与えてきたのか?この大きな変革期に、登場し発言したことの意味、役割は何だったのか?幕引きに当たり、これを冷静に評価する作業だけはせねばなるまい。
この評価に立って、「新川元気人」たちが新たな情報発信を再開してくれることを願うものである。その時は、微力ながら参加の名誉を得たいと思う。
さよならは言いたくない (田中 光幸)
新川時論はもう終りなのか。5年間続けたけど、私は何もしていないという感じ。でもさよならはと書きたくない。
“辛口”を目指してきたが、辞書で調べると「酒類の好きなこと、または人」とある。そういわれれば、私にはそれが共通項であったろうか。
「酒」と「評論」とは非常にうまく溶け合っている。評論するのに酒をうまく活かし、酒は評論の内容をより高めるというように。
酒という良き友をかたわらにして、自分の体験を下支えにしながら、いろいろな事柄を「評論」できたかどうかが、5年間の総括の視点となる。
しかし、ただ「解説」していただけで、具体的に自分なりに理想的なところまで実践、提起してこなかったのではないか…。
そこのところで、「何もしていない」という虚しい結末になったのではないかと思っている。
取るに足らない数も力 (岩井 哲雄)
ちょうど5年前、「新川時論21」第1号の完成を祝って、同人数人が集まり祝杯をあげました。
某新聞社がカメラマンを同行し、取材に来てくれ、翌日の朝刊に「辛口評論誌」の見出しで掲載されたのはちょっとした感動でした。その後、2、3紙も取り上げてくれました。
それからの5年の歳月は、それこそあっという間に過ぎ去りました。同人の会費と読者の購読料のみの収入という乏しい財政の中、何とかここまでやってきました。
執筆者に謝礼も支払わず、取材費もすべて自弁ということで、多くの人々にずいぶん迷惑を掛けたことと思います。
世界は政治経済その他、すべての分野でますます混迷が深まっています。明日は決して今日の延長ではない。アメリカの同時多発テロのように、一瞬にして断ち切られる現実をみんなが思い知らされました。
「新川時論」は、何の予告もなく21号をもってその生涯を閉じることになりました。マスメディアには載らない地域には地域の数々の問題があり、それらはまた、全国的な問題であること知りました。それらをコツコツと拾い上げ、世に問うていく重要性を改めて認識しました。
数は力だが、取るに足らない数にも力があることを「新川時論」は実証したと思います。
最後に、今日まで支えてくださった読者の方々に心から感謝を述べ、お別れの言葉とします。
出会いと体験 (中田 哲二)
これまで同人の中で、老パワーと現役世代のボタンのかけちがいともいえることが、何度か表面化した。「時論」に対する思い入れや割ける時間の違いもあるようだ。
この5年、雑誌づくりの奥の深さは、若干知り得たと思う。でも私は、とても戦力とはなり得なかった。非力のなせるところです。
時として孤立感に陥り、当初の「時論」に対する熱き思いにかかわらず、次第に前向きの姿勢が後退に後退を重ねた。仕事や雑事に追われ、日常に埋没せる日々の連続であったように思う。それを克服する力は、現在持ち合わせていない。
それにしてもこの5年、これまでにない出会いと体験をさせていただいた。「書く」という営為により、人はより一層昇華される可能性があることを、身をもって体験できたように思う。
さようなら、そしてありがとう「新川時論」。ごめんなさい読者の皆さん、同人諸氏。
最後3号の表紙 (宝田 順一)
同人でもないのに編集の手伝いをすることになり、戸惑いながらやってきましたが、結構、勉強になることが多かったようです。それに執筆者みなさんの文章のうまさに感心しながら編集していました。
私が担当した記事で印象深いのは何といっても障害者の方々の作業所「くろべ工房」を開設した永井さんにインタビューした時のことです。
お寺出身ということが影響しているのでしょうか、若いのに私利私欲を少しも感じさせない純粋さを感じたからです。それはまさに障害をもつ人と同じなのかもしれません。
世の中が殺伐として息苦しく思えていた時だけに救われる思いがしたのをよく覚えています。
また、最後の3号は表紙をつくらせてもらいました。できれば読者の人に表紙から読ませるようなインパクトを与えたかったのですが、やはりアマチュアの域を超えることはできなかったようです。でも、それまでのイラストにはない硬質な評論誌のイメージを表現できたと思います。
いつか再会するときまで力を蓄えておきたいと思います。
ページトップへ戻る
「新川時論21」1号〜21号総目次
第1号('96.10.1)
表紙 藤田 功
辛口の地域評論誌です 小熊 清史 1
その昔『新川時論』がありました 野崎 弘 2
特集・蜃気楼予報が始まった 濱田 實 4
小選挙区制がやってきた 野崎 弘 8
下新川の登記所が魚津に統合される 中田 哲二 10
「介護保険」はほんもの? 小熊 清史 12
魚津市観光(飲食店)地図 濱田 實 16
イベントホールの現状と未来 岩井 哲雄他 19
書評「杭」らしきものがない・他 野崎 弘 26
ルポ・早月川を歩く 佐伯 邦夫 28
第2号(‘97.1.1)
品性と社会性の堅持を 林 章 1
民主主義の旗、高く揚げて 野崎 弘 2
企業改革・課題と戦略 谷越 敏彦 4
新川元気人 辻斎さんの巻 佐伯 邦夫 7
魚津の歓楽街は全国一か? 濱田 實 8
黒部川の叫びが聞こえませんか? 金谷 敏行 13
スキーが曲がるのは何故? 尾原 和夫 16
イベントホールの現状と未来 田中 光幸他 21
「蜃気楼伝説」に拍手 窪 邦雄 25
新川に見る国際交流 吉田 大 26
読者からの便り「故郷の香りに感激」他 29
書評「教科書が教えない歴史」他 野崎 弘 30
早月川・月形橋から入会橋まで 佐伯 邦夫 32
第3号(‘97.4.1)
「辛口」は本物か 濱多 和 1
普通選挙法ついに成立 野崎 弘 2
流血が民族主義の酵母 観堂 義憲 4
まちのかお「風の塔」異聞 若井 直美 6
座談会 女性にいかわ新時代 田中 純子他 8
新川元気人 (キャラクター)住吉今日子さんの巻 14
グルメ旅マップ 朝日町 濱田 實 15
「国際化」はまず内側から 鈴木 修 19
東京通信 永田町に吹く風他 北 海人 20
書評 田辺順一「生きる」他 小熊 清史 22
読者からの便り「特集記事に抗議」他 24
町内会長奮戦中 濱田 實 26
早月川 入会橋から剣橋まで 佐伯 邦夫 27
第4号('97.7.1)
女の時代よ来い 藤井 武子 1
普通選挙実施へ健筆ふるう 野崎 弘 2
「高齢者を支えるネットワーク」を目指して 4
初例会は笑いと涙 魚津演劇鑑賞会発足 7
来ない・要らない 北陸新幹線 野崎 弘 8
町内会長2 厚生省が錦の御旗 濱田 實 14
観光マップ 宇奈月町の巻 濱田 實 15
にいかわ元気人 田園喫茶の草分け 木本 昇さん 18
地方拠点都市づくりで新川地方はどう変わる 19
詩とエッセイ「観覧車」他 谷口 恵子 22
橋本行革への視点 若島 正浩 24
書評 内山節「山里の釣りから」 中田 哲二 26
読者からの便り「角川ダムは最悪のダム」他 27
早月川 剣橋から小又橋まで 佐伯 邦夫 28
第5号('97.10.1)
表紙 善田 優子
バブルは総括されたか 中田 哲二 1
北陸新幹線の現状と課題 橋本 清 2
やっぱり「来ない・要らない」 野崎 弘 6
新連載 にいかわ直球・変化球 8
拠点都市2 「宇奈月市」の提言も グループPPM 10
それでもゴミを燃やしますか 田中 光幸他 14
日産生命の「破綻」に怒る 山崎 実 14
詩とエッセイ 「空時の戯曲」他 谷口 恵子 18
幻の黒水城を行く 岩井 哲雄 20
新川元気人 富田ゆうじ・はるこの巻 24
書評 グラハム・ハンコック「神々の指紋」 25
読者からの便り「1年間の継続に拍手」他 26
どうなる「この国のかたち」 北 海人 28
町内会長 住民の自治意識「お任せ」 濱田 實 30
早月川 激流の立山川を溯る 佐伯 邦夫 32
第6号('98.1.1)
縄文とアイヌ 鈴木 修 1
コメは新川の基幹産業だ 小熊 清史 2
教育現場から「新制中学草創物語」濱田 實 6
世相寸評・にいかわ直球・変化球 10
あなたにとって魚津とは 東京魚津会 12
新川元気人 (陶芸家)米沢越路さんの巻 15
黒部市 観光イラストマップ 濱田 實 16
書評 谷島清郎「赤い夕日の満州で」 18
早稲田大を日カ跡地に誘致 グループPPM 19
詩とエッセイ 「真実の夢」他 谷口 恵子 22
町内会長は行政のゴミ捨て場 大西 育夫 24
読者からの便り「新川人の気骨を感ず」他 26
早月川 赤谷山に登る 佐伯 邦夫 28
第7号('98.4.1)
陽春4月の烏帽子山で 佐伯 邦夫 1
人と人との間に 差別と人権 鈴木 修 2
暗礁に乗り上げた早大誘致 グループPPM 4
セメントと河と地震 堀田伊八郎 7
世相寸評・にいかわ直球・変化球 8
教育現場「草創期の心に学べ」 濱田 實 10
新幹線 3線で30億山分け 野崎 弘 14
詩 「反動未秘」わるあがき 泉野 作雄 16
新川元気人 「なないろ館」朝野薫さんの巻 17
入善町観光地図 18
市民グループ「映画から世界へ」 20
詩とエッセイ「四六のおまけ」他 谷口 恵子 24
町内会長ただ今奮戦中 水上昌造・濱田 實 26
東京通信「地域の変貌と市町村合併」 北海人 28
読者からの便り「リストラがなぜ悪い」他 30
ルポ・黒部奥山めしたき物語 吉田 大 32
第8号('98.7.1)
端境期はなくなった 野崎 弘 1
蜃気楼の先に見えるもの 大成 浩 2
差別、人権を考える 鈴木 修 4
荒廃する中学現場−匿名教員の報告 6
東京の街角で「有楽町マリオン」 江口美智夫 10
「寅さん」の世界 稲場 敏雄 12
黒部奥山道中記 宝田 弘重 13
ぼうずやまクラインガルテン 小熊 清史 15
詩とエッセイ「うそ」他 谷口 恵子 16
まちのかおのある風景 若井 直美 18
映画「風の丘を越えて」 松井 康博 20
拠点都市構想中間総括 グループPPM 21
書評 佐伯邦夫「剣岳渇仰」 濱田 實 23
読者からの便り「民主主義は町内会から」他 24
世相寸評・にいかわ直球・変化球 26
特集・糖尿病に悩むあなたへ 濱田 實 27
第9号('98.10.1)
表紙 愛場 砂里
イミゾ・ドブの無用の用 濱田 實 1
対オウム民事裁判の記録 大山友之・やえ 2
歴史散歩「われ幻の湖を見たり」 永井 宗聖 8
教育「心を育てる」とは 須山 盛彰 12
不良債権処理に思う 佐々木 清 16
詩とエッセイ「出会い」他 谷口 恵子 18
新環境産業シンポを聞く グループPPM 20
差別表現を考える 鈴木 修 22
新川元気人 (木彫家)富山省三さんの巻 25
時評「米騒動記念碑」他 野崎 弘 26
東京通信「公共投資−都市か農村か」北 海人 28
世相寸評・にいかわ直球・変化球 30
書評 西川麦子「ある近代産婆物語」 32
街角 繁華街の賑わいと神宮の森 江口美智夫 33
映画に見る米国大統領 宮崎めぐみ 34
読者からの便り「地方政治にもの申す」他 36
裸の中国を見る 吉田 大 38
第10号('99.1.1)
コンビニエレジー 中田 哲二 1
ダムは川を殺してきた 鷲見 一夫 2
'00介護保険導入前夜 谷口 恵子 5
オウム 親子救出の願い無視 大山 友之他 8
真実解明は道なかば 川崎 敏明 13
にいかわ時評「銀行強盗事件」他 野崎 弘 14
ふたたび「差別表現」を考える 鈴木 修 16
世相ばっさり一刀柳 琴更 屁坊 18
書評 吉村昭「生麦事件」 宝田 順一 20
新川元気人 (生物学)平内好子さんの巻 21
詩とエッセイ「恋ごころ」他 谷口 恵子 22
魚津ありそドーム建設の軌跡 グループPPM 24
断る勇気を持とう (町内会長) 水上 昌造 29
読者からの便り「執拗に追え町内会費」他 30
歴史散歩「十二貫野用水に学ぶ」 越前 久松 32
椎名誠のいい加減なグルメ情報 濱田 實 36
第11号('99.4.1)
リサイクルからリユースへ 寺島 邦男 1
時評「世紀の愚挙・地域振興券」 野崎 弘 2
オウム 市民の正しさ世論の力強さ 大山 友之他 4
世相寸評・にいかわ直球・変化球 10
介護保険 難しい認定 小熊 清史他 12
東京通信「混戦の都知事選」 北 海人 14
新川の広域行政を考える 柚木 春雄 16
新川元気人(ミュージカル)北原俊郎さんの巻 19
新川元気人(ラーメン店)三浦輝幸さんの巻 30
詩とエッセイ「戦争と平和」他 谷口 恵子 20
教育現場から「中学校はどうなっているの?」 22
編集者における辛口とはなにか(上) 宮津 豊 26
読者からの便り「3年目おめでとう」他 28
検証・僧ヶ岳林道はいま 佐伯 邦夫 31
第12号('99.7.1)
統一地方選を総括する 田中 光幸 1
時評 三分の一も起訴、入善町議他 野崎 弘 2
坂本一家追悼コンサート 小熊 清史 3
オウム 坂本一家の名誉回復を 大山 友之 4
歴史散歩 僧ヶ岳を自然に返せ 奥田 淳爾 8
石原知事は改革の旗手となるか? 北 海人 10
介護保険 市民の要求をもとに 谷口 恵子 13
差別と人権 性差別について 鈴木 修 14
新幹線 「フル」は幻想 野崎 弘 16
戦後教育の曲がり角 寺島 邦男 18
新川元気人 (セレネ美術館長)浜田政利さんの巻 21
世相寸評「にいかわ直球・変化球」 22
東京の街角 恵比寿ガーデンプレイス 江口美智夫 24
裸の中国を見る(2) 吉田 大 26
書評 黒部峡谷二つの本 佐伯 邦夫 31
編集者における辛口とはなにか(下) 宮津 豊 32
読者からの便り「呉西よりエール」他 34
僧ヶ岳から毛勝三山縦走 佐伯 邦夫 36
第13号('99.10.1)
表紙 吉田 雅美
虹になって両親迎えた都子さん 沢崎 義敬 1
ディスポーザー導入に異議あり 吉川 誠一他 2
質問状への回答 石川 精二 4
奇妙な実証試験 加藤 輝隆 5
書評 小沢浩・梅子「ヒロシ君と戦争」 7
介護保険 要介護認定がスタート 小熊 清史 10
時評「不透明な自自両党案」他 野崎 弘 12
ヘアヌードから女性差別を考える 鈴木 修 14
教育現場から「荒れから再生へ」 盛永 俊弘 16
新川元気人 (社会人落語家)大久保純一さんの巻 20
零式水上偵察機不時着の真相 稲塚 和雄 21
‘02に目覚める越中駒ヶ岳 佐伯 邦夫 23
世相寸評「にいかわ直球・変化球」 24
裸の中国を見る(3) 吉田 大 26
歴史散歩「魚津と黒部」 寺島 邦男 30
ドキュメント「追悼ヒューマンコンサート」 32
読者からの便り「冷やかしと甘さの違い」他 36
第14号('00.1.1)
社会空間はみんなのもの 沢田 昭英 1
時評「湛水間近か宇奈月ダム」他 野崎 弘 2
オラ富山のスキー場どま行かんじゃ 大井 光行他 3
留美チカのロシア音楽放浪記(1) 法原 留美佳 6
新川元気人 (私設画廊)「五十里徹・弥生夫妻」 11
性差別発見の旅へのお誘い 鈴木 明子 12
東京通信「介護保険実施前夜の狂想曲」 北 海人 14
痴呆症の夫と共に(1)「共に泣いて笑って」 北もりえ 16
「くろべ工房」を訪ねて 宝田 順一 18
世相寸評「にいかわ直球・変化球」 20
街角「アンバランスの街・原宿」 江口美智夫 22
免許証取得奮戦記「自動車から人動車へ」 浜田亜東実 25
世相ばっさり一刀柳 琴更 屁坊 27
滑川市まちづくり条例 水野 要 28
ナイスTV魚津に開局 濱田 實 31
詩・鐘鼓楼の宵 泉野 作雄 34
読者からの便り「農業後継者として生きる」他 36
第15号('00.4.1)
新潟監禁事件と北朝鮮 野崎 弘 1
時評「宇奈月ダムの排砂反対」他 野崎 弘 2
三セク事始め 際立つ朝日町 本誌取材班 4
成年後見制と介護保険 中田 哲二 8
新川元気人 (黒部市民病院長)高桜英輔さんの巻 11
痴呆症の夫(2)「あらゆる手を尽くして」北もりえ 12
通信「東京都の外形標準課税導入」 北 海人 16
書評 奥田黒部学の集大成 佐伯 邦夫 19
歴史散歩「毛勝山山名考」(上) 佐伯 邦夫 20
ある盗作をめぐって X・Y・Z 22
免許証取得奮戦記(2) 浜田亜東実 24
街角「夢と涙の六本木」 江口美智夫 28
読者からの便り「女性軍の反応楽しみ」他 31
第16号('00.7.1)
無党派市民層に期待するのみ 濱田 實 1
時評「先行した企業の論理」他 野崎 弘 2
マウンドから見た人生(1) 村椿 輝雄 4
黒部川ウォッチング多彩な活動 野崎 弘他 8
夫と共に(3)「多くの友人に助けられて」北もりえ12
世相ばっさり一刀柳 シンキロウ 15
通信「日本社会の暗部を覗く」 北 海人 16
歴史散歩「毛勝山山名考」(中) 佐伯 邦夫 20
元気人(KNBディレクター)小林美悠紀さんの巻 23
免許証(3)「あっけない卒業の瞬間」 浜田亜東実 24
街角番外「ぶらっとシルクロード」江口美智夫 28
アメリカ人のEメールの使い方 宝田 順一 31
手づくりの街おこし 濱田 實 32
留美チカのロシア音楽放浪記A 法原留美佳 36
読者からの便り「東京通信に期待」他 39
第17号('00.10.1)
表紙 石垣英理子
大統領選挙はエキサイティング 宝田 順一 1
時評「国体がらみの県道補修」他 野崎 弘 2
洗足学園魚津短大の行方を追う 本誌取材班 4
私と部落問題との出会い 鈴木 修 8
詩「莫高窟」 泉野 作雄 10
書評 大山友之「都子聞こえますか」 11
朝鮮半島に新しい風が 野崎 弘 14
「毛勝山」山名考(下) 佐伯 邦夫 16
僧ヶ岳・毛勝三山鳥瞰図 善田 優子 18
元気人 (蜃気楼海鮮組合長)美谷隆一さんの巻 21
新川版 公共の宿(黒部・入善) 22
留美チカのロシア音楽放浪記B 法原留美佳 25
世相寸評「にいかわ直球・変化球」 28
東京の街角で「上野と浅草」 江口美智夫 30
川は死なない(1) 黒部に遊ぶ 小川 豊 33
読者からの便り「村椿投手とのかかわり」他 35
JR入善駅の完全委託やめよ 36
第18号('01.1.1)
5年目の「新川時論21」 小熊 清史 1
時評「新幹線見離された魚津駅」他 野崎 弘 2
マウンドから見た人生(終) 村椿 輝雄 4
「毛勝山山名考」補遺 佐伯 邦夫 7
書き散らかしのノートより@ 羽鳥由美子 8
川は(2) ドブにも生命が存する 小川 豊 11
差別と人権を考える 鈴木 修 12
アメリカの大統領選その後もエキサイティング 15
新川元気人(横山源之助研究)立花雄一さんの巻 16
街角「若者にとって旬の街−下北沢」江口美智夫 18
21世紀この日本はどこへ行く 琴更 屁坊 22
新川版公共の宿(宇奈月町) 24
世相寸評「にいかわ直球・変化球」 28
書評 原勢二「芒(はるか)なり満鉄」 30
読者からの便り「勇気ある発言」他 31
第19号('01.4.1)
表紙 宝田 順一
黒部川で脱ダム宣言 中田 哲二 1
時評「魚津・朝日でカドミ米」他 野崎 弘 2
通信「住民参加から住民主導へ」 北 海人 4
欠陥、家電リサイクル法見切り発車 6
書き散らしA 日常の軽さ生活の重さ 羽鳥由美子 8
新川元気人(ALTの足跡残す)泉幸子さんの巻 11
新川グルメマル秘情報 春編 琴更 屁坊 16
新川版公共の宿(立山山麓の巻) 18
川は死なない(3) 小川 豊 22
書評 鈴木明子・勝山敏一「感化院の記憶」 23
世相寸評「にいかわ直球・変化球」 24
二つの博物館 X・Y・Z 24
私と部落差別との出会い 鈴木 仁修 26
新川時論に見る偏見と誤謬 宮津 豊 29
宮津氏の反論に答える 濱田 實 30
読者からの便り「世知辛い世相を見る」他 31
第20号('01.7.19)
表紙 宝田 順一
ドラマフェスティバルの存続を望む 窪 邦雄 1
時評「新幹線起工」他 野崎 弘 2
ハンセン病訴訟のめざしたもの 鈴木 仁修 4
洗足短大 まだ見えない活用計画 本誌取材班 9
ダム 熊野川そして宇奈月 金谷 敏行 12
新川みどり野高校を訪ねる 野崎 弘他 14
川は死なない(4) 小川 豊 18
書散らB 出来ないことはやらない 羽鳥由美子 21
街角「皇居―ここは日本の中心か?」江口美智夫 24
市民ミュージカルを見て 村旅人他 28
元気人(街の新聞発行)紺田清隆さんの巻 30
新川グルメマル秘情報夏季編 琴更 屁坊 31
読者からの便り「女性寄稿者の重視を」他 35
東京通信「メール鼎談」 36
第21号('01.10.1)
幕を引きます 小熊清史 1
時評 強行された「連携排砂」他 野崎 弘 2
東京通信 21世紀日本の危うさ 北 海人 4
街角 銀座─縦は変わらず・・ 江口美智雄 6
差別と人権を考えるK 鈴木仁修 8
貴方のことを忘れておりました 羽鳥由美子 12
元気人 五十嵐尚寛さんの巻 15
コシヒカリからアメフラシまで 琴更屁坊 16
越中駒ヶ岳 佐伯邦夫 19
読者からの便り 22
「新川時論21」1〜21号総目次 24
さよなら新川時論 同人一同 29
ページトップへ戻る
ページトップへ戻る
《PageTop》
《地域雑誌メニューへもどる》