2006.08.31 片貝

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ヤマハギ 山萩
マメ科の落葉低木

半分搗いた餅を「半殺し」などとも呼ぶが、春の彼岸の頃につくるものを「ぼたもち」(牡丹餅)と称し、秋の彼岸の頃につくるものを「おはぎ」(御萩)と称するのは、その時期の花にちなんでいる。



秋の七草

ハギ・ススキ(オバナ)・クズ・ナデシコ・オミナエシ・フジバカマ・キキョウ‥‥春の七草とは違い、食用にするのではなく、眺める対象である。当地では、野生のナデシコ(カワラナデシコ)はたまにしか見つからない。オトコエシはあちこちで見かけるが、オミナエシはお目にかからない。深山でたまにハクサンオミナエシに出会う。野生のフジバカマ、キキョウにも出会ったことはない。
備考:
オミナエシ(県指定・絶滅危惧種)
フジバカマ(県指定・希少種)
キキョウ(県指定・絶滅危惧種)


「おはぎ」補遺


2006.09.20 毎日新聞に「ぼたもち」と「おはぎ」に関する記事があった。
それによると、牡丹と萩に由来するとする説のほかに下記のものが紹介されている・・・

小豆あん・黄な粉の区別:小豆あんをつけたものが「ぼたもち」、黄な粉をまぶしたものが「おはぎ」。
あんの状態で区別:こしあんをつけたものが「ぼたもち」、つぶあんが「おはぎ」。
米の状態で区別:あんをまぶす米の状態で区別し、もちにまでついたものが「ぼたもち」、ついた米のつぶが残ったものが「おはぎ」。
大きさで区別:形の大きさからという説は丸くて大きいものが「ぼたもち」、小ぶりで長めに作られたものが「おはぎ」。
くず米説:精米する時にワラくず交じりのコメを「ボタ」と呼んだことから、くず米を使ったものが「ぼたもち」。


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