飯田哲也講演会
2011.11.02 PM7:00 〜 県民会館会議室 
飯田哲也(いいだてつなり)氏を招いて講演会を開催しました。
↑ 上のタイトルをクリックしてください。案内チラシを表示します。



イソップさんのブログに講演内容の要約があります。 クリックイソップ通信
 反核医師の会のHPに講演内容の詳報があります。クリック反核医師の会
参加者141人。78枚のアンケートが寄せられました。 クリック感想(PDF)



(講演の前に主催者を代表して「挨拶」を兼ねて発言しました)

飯田さん、お忙しいところ富山へおいでいただきありがとうございます。

この講演会は「富山県保険医協会」と「核兵器廃絶をめざす富山医師・医学者の会」(通称「反核医師の会」)の共催です。
「保険医協会」は1979年設立。健康保険を扱う医師・歯科医師の団体でして会員数は約1200人です。「反核医師の会」は1989年に設立されました。会員数は約70人です。肥田舜太郎先生や長崎の被爆者・山口仙二氏、元長崎市長・本島等氏、などなどいろんな方の講演会、さらに、映画「千羽鶴」や「アンゼラスの鐘」の上映会などを開催してきました。

従来は「核兵器反対」に絞って、あえて原発には触れずに活動してきました。しかしフクシマの事故を受けて、国民の命と健康を守る立場から反原発の意思表示をしました。

主催者を代表して、挨拶がわりに3つのエピソードをご紹介いたします。
うち2つは富山県人として恥ずかしいものです。

最初のエピソード
9月7日の読売新聞社説をお読みになったでしょうか。原発にサヨナラではなく、脱原発にサヨナラをしましょう、という社説です。(サヨナラなんて軽いことばではなく「決別」という格調高い言葉が使われています) 原子力村のマニフェストとでもいうべき内容です。批判する立場からも必読です。この新聞社の現在を築いたのが、富山県出身の正力松太郎です。プロ野球の父、そして原子力の父とも呼ばれます。「郷土の偉人」などと呼んできたことを恥じるばかりです。

もうひとつ恥ずかしいエピソード
富山市に本社のある北陸電力のお話です。今年10月、「原子力安全信頼会議」なるものを設置しました。この会議の委員に東大教授・大橋弘忠先生が名を連ねています。「原子炉格納容器は壊れない、プルトニウムは飲んでも安全です」と主張して、たいそう有名になった方です。北陸電力はなぜこんな人選をしたのか? 富山県人として恥ずかしく思います。(末尾の付記参照)

さいごに、ちょっと誇らしいエピソード
私は魚津市に住んでいます。魚津市の山奥に虎谷(地元では「とらだん」と呼んでいます)という集落があります。1ヶ月ほどまえ、山野草を眺めたり写真を撮ったりしながら早月川を遡上しました。車がすれ違えない小さなトンネルをくぐると虎谷です。そこで「小水力発電」の工事現場に遭遇しました。全国初の市民出資による小水力発電プロジェクトとのことです。すこし自慢のタネになります。
立山アルプス小水力発電事業」については本日の資料をご覧下さい。「エナジーグリーン株式会社」創業者で現在相談役、「おひさまエネルギーファンド株式会社」の代表取締役が飯田哲也さんです。

それでは代表取締役、あとをよろしく。

立山アルプス小水力発電

初めて見たとき、なんでこんなところに倉庫が?と思いました。




菊咲一華
2012年4月22日 キクザキイチゲが咲いていました。


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